「Fashion Studies」トークメモ
8/25 「Fashion Studies」ファッション新リーダー論007にて行われたトークの際のメモや資料を全部ではないですがまとめておきます。
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登壇者:
Yoshiko Kurata(ファッションジャーナリスト/コーディネーター)
酒井瑛作(ライター/エディター)
モデレーター:
調文明(写真批評家/写真史研究者)
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https://mm.tt/1136163138?t=F0JCYq4E55
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HATRA 長見佳祐さんがまとめた図
まとめた(聴き取れた範囲で) pic.twitter.com/iGGuPoQAKL
— Keisuke Nagami|HATRA (@hatrangam) August 26, 2018
▶︎ 1990’s
・Jurgen Teller『Jurgen Teller』 TACHEN
→雑誌『i-D』『THE FACE』
・ 特徴
「グランジ・フォトグラフィー」
「ドレスダウン・フォトグラフィー」
1.高度なテクニックがないこと
2.お金がかかっていないこと
3.反抗的な態度
80年代のゴージャスで構図をバチバチに決めたスタイルから虚飾を引き剥がすようなラフでリアル志向なスタイルとなった。ドキュメンタリーなスナップ写真へと変化。なげやりな構図や生々しい(露悪的な)ヌード。コンパクトカメラの台頭。ポスチャリング的な視点では、ポーズを取らず、日常の姿勢を崩さない(ソファにだらっと座っている等)。
・Mark Borthwick
http://www.dazeddigital.com/photography/gallery/11530/9/mark-borthwick-is-not-in-fashion
→雑誌『Purple』『Self Service』
・Wolgang Tillmans
ラフなスナップを撮っているように見えて実は照明や構図など緻密に考えられている。これはMark Borthwickもそう? 後に現代アートへと足を踏み入れたことを踏まえると、スナップっぽく撮っていたのは単に時代に合わせていたのかもしれない?ポスチャリングの系譜に入りそう。ゲイ、レイブ、ポスト冷戦。
→雑誌『Purple』
「単に服を写すものではなく、時代の空気を写し、時代のアイコンを同時代感を伴って写し、写真家と被写体の同時代的な距離感を写すもの」
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インディペンデントとアートの接点
『Purple』オリヴィエ・ザム、エレン・フライスはもともとキュレーター。デザイナーと写真家の出会いを軸にした展覧会を開催したことから発展させ『Purple』に。そのため、通常のファッション誌の文脈の体裁を取らなかった(知らなかった)。
・モデルを被写体としない
・ヘアメイクを使わない/スタイリストを使わない
・スタジオで撮影しない